緩和のきざしと、マスクの木

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通勤や必要最低限の買い物など以外の外出を制限していた「人々の自由な移動の禁止」が、4月25日(土)から解除される。

でも一度延長されて4月30日までとなっていた「緊急事態宣言」は、5月25日まで延長するよう議会にかけるとのこと。

もっともこれは主に、「緊急事態」という名の下に政府が色々と決定できるよう権限を維持するためのものらしい。

それよりなにより・・・ついに町に活気が戻ってきそうなのだ。

来週の月曜日、つまり4月27日には、当初の予定より2週間早く、2500㎡以下の店舗(ショッピングモール内を除く)が営業再開できることになった。

図書館と、動物園・植物園(屋内展示を除く)もオープンする。天気がいいからどっと混みそうだ。

その2週間後、5月11日からはショッピングモールや大型店舗もすべて営業となる。

レストランやカフェの屋外席も!これはうれしい。

でもどうやって飲食するのだろう・・・マスクは外さないわけにはいかないし、今はどこに並ぶのでも2メートル間隔を開けるように言われるけれど、カフェでも距離を開けて座るのかしら。そうすると席数が減りそうな・・・

それに洋服を買うにしても試着はできないとか、本屋や図書館でも手袋か消毒液の使用義務があり、「試し読み」(いわゆる「立ち読み」はチェコではする人がいない)もできないなど、色々と条件付きの規制緩和になりそうだ。

今朝ラジオを聞いていたら、「この体制下で、心底なくて困っているものや、サービスはなんですか?」という質問にリスナーが回答を寄せるというのをやっていたが、「結局なにも困っているものはない」「なんだかんだ結構足りている」という答えが多いのが面白かった。

考えてみると私も、本当に必要だと思うものしか今は買わないようになったし、なんとなくひやかしにお店をのぞくとか、あてもなく本屋に入って1冊買ってしまうといったようなこともなくなって、財布のお金がなかなかなくならない。

なくて困っているのはモノやサービスではなくて、やっぱり人とのつきあいだ。学校や幼稚園の集団生活、友人たちと半日一緒に過ごす時間・・・

そんなことができていたのがはるか昔のような気がする。

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さて、今日は我が町の「マスクの木」をご紹介したいと思う。

町立劇場の入口前に立つ、掲示板のようなボードがそれだ。

マスクはチェコ語で rouška(ロウシュカ)というが、それに「~の木」を意味する -ovník という接尾辞をつけて、rouškovník(ロウシュコヴニーク)という洒落た呼び名がつけられている。

上の説明書きには「すべての町民のために、この木は育ちました!

あなたがマスクを持っていないなら、おひとつどうぞ。あなたがたくさんマスクを持っているなら、皆のために置いていってください。」

とあり、マスクを取る際の注意や、家での消毒のしかたが続いている。

確か1か月ほど前からここにあるはずだが、今でも利用する人はかなりいて、午前の早い時間など、行列ができているのを見た。

「マスクの木」活動はチェコ各地で展開されているようで、今この瞬間にもせっせとマスクを縫っているボランティアの人々がたくさんいるはずである。

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では久しぶりに、人気コーナーいってみましょう!(←?)

【今日のチェコマスク】

厳密には今日撮ったものではないが・・・

チェコテレビのアナウンサー。

マスクも装いの一部と考えれば、こんなに美しい。(背景色とも揃えたか?)

次の1枚は本当に今日のもの。

この方、肩書は「臨床心理学者」で、お名前を Ptáček さんというが、Ptáček(プターチェク)というのは「小鳥」という意味だ。

で、かわいい鳥さん柄のマスク。こっちは別の意味でしゃれてる!

締めには本日の傑作を・・・

ワーオ!マスクも強烈だけど、ヘアスタイルも個性的!

Lidové noviny という、いたって「マジメ」な新聞の記者さん。政府の対応に関する、いたってマジメな話をしているところ。

番組の司会者も、こんな人が生放送で出てきてもまったく動じない。外見についてはひとことも触れずに淡々と進めていく。

・・・日本ではまず、想像できない。

アバター

Ako

チェコ在住15年を超えた40代女です。海外にいて「出身はどちらですか?」の問いに「東京です」と答えると、なぜかいつもガッカリされるのはなぜなんでしょう。好物はトマトと胡桃ゆべしです。

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